乳がん告知はスタートライン

切ってしまえば終わりだと軽く考えていた乳がん。乳がん告知はスタートラインにたったにすぎない。その後再発、再々発。ただいまホルモン療法継続中。治療のこと、お金のこと、気の持ち方で大きく変われることなど、私なりに体験したことを書いていくブログです。

乳がん術後4年8ヶ月 担当医転院についていくべきだったか?

私は2012年56歳で乳がんになった。

ステージⅡB
1年8ヶ月後に再発、58歳の時だった。
3年8ヶ月後に再々発、61歳の時だった。

いま、4年8ヶ月が経過している。66歳である。

3ヶ月ごとの検診を受けているが、いまのところ再発・転移は認められない。

最初の手術から10年が経った。

担当医の変更について書いてみる

6年間診てもらっていた担当医が転院することになったが、考えた末に現病院に残ることにした。

 

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3年前に担当医が転院されることになった。

ついて行くか、残るかで悩んだが私はついていかなかった。
理由は、3つ
1.転勤先の病院は私立の病院である
2.先生の年齢的に次の再発の時、執刀医は担当医ではない
3.他の病気やケガの治療は現病院で治療をしてもらいたい

1.転勤先の病院は私立の病院である

 私の掛かっている現病院は「医療生活協同組合」の病院だ。がん保険に入っていない私にとっては治療費の面で私立の病院には不安がある。

2.先生の年齢的に次の再発の時、執刀医は担当医ではない

 3度の手術を執刀してくださった先生も高齢で次回再発の時には、手術は別の病院を紹介され、自宅より離れた病院にいくことになる。
 現病院が私にとっては便利であるからだ。

3.他の病気やケガの治療も現病院で治療をしてもらいたい

 家から10分の位置にある。いまは乳腺科のみだが、今後病気になったときにすべての治療を1つの病院で診てもらいたいと思ったからだ。

 

現病院に残った結果

以前の担当医は常勤であったため、いつでも連絡を取ることが出来、6年間診てもらっていた。

担当医がころころ変わると私の治療歴が把握されていない。

3年間で担当医が5回変わった。

他の病院から来られる先生で、1年くらいで異動になる。
私は3ヶ月に1度の検診なので2~4回で担当医が変わったことになる。

血液検査やCT、エコーなどの結果の説明はしてもらえるが、私の治療歴を全部目を通してもらっているわけではなく、当日の検査結果の説明に留まる感じがする。
私の治療歴を全部把握するなどそんな時間は先生にもない。

「私は3度手術をしています」と私が言わなければ把握してもらえていないことがわかった。
「抗がん剤は2回です」「放射線は2回です」

当日の検査結果で判断される
 数値が異常でなければ問題なしとされる。
 この4年8ヶ月はそうして問題なしできている。
 しかし、2度目も3度目も触診の時に手が滑ったことで偶然に見つかっている。
 そこで過去の画像を遡って何か月か前の検診のときにすでに再発があったことがわかった。
 それは6年間ずっと同じ担当医だったからだと思っている。

 今までは何も言わなくても分かってもらえていたが、いまは分かってもらっていないと思うことにして、こちらから質問や要求を出すことにした。
 なぜ保湿剤が欲しいのか。
  放射線を2度照射しているので、胸の皮ふがとても薄く、湿疹になりやすいからである。
  これも「保湿剤を出してください」と言って初めて理解してもらえる。
  短い診察時間を無駄にしないように、あらかじめ質問を用意して診察を受けるようにしている。

  来月また先生が変わる。
  また一からだ。

どちらが正解だったのか

 やはり、信頼できる担当医だったので、ついて行くべきだったと思う。
 時間が取れる人や経済的に問題がなければ、同じ先生に継続して診てもらうのがベストだと思う。

 私の場合、仕事を休むわけにもいかず、経済的な問題も考えれば、離れた病院に転院された担当医についていくことができなかった。

おわりに

 3度目の手術から4年8ヶ月が過ぎた。
 今回は担当医が変わったことについて書いてみた。
 
 4年8ヶ月、再発しなかったのは、初めてだ。
 最初の手術から10年が過ぎた。しかし、2度も再発していることから、まだまだ検診は続く。

 ただ、「再発するのでは?」と不安ばかりで毎日を過ごすよりも、私のように仕事に追われ、毎日を楽しく過ごすほうが精神的にも肉体的にもいいと私は思っている。

先日、同じ担当医だった友人とスーパーでばったり出会った。
担当医についていかずに現病院に残った友人である。

「また先生が変わるね」
「私マーカー値がどんどん高くなっているから、おそらく再発よ」

「スーパーの真ん中で大声で話す話じゃないよね」といいながら別れた。

たとえ彼女が再発であっても私は心配していない。

何故なら私たちは「明るい乳がん患者」なのだから。

 

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